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あなたの願いは必ずかないます! -3

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幸せになれる89のヒント

 高津 理絵

スピリチュアル・カウンセラー

 

第3章 「感謝の心」で幸せなお金持ちになる習慣

 支払いは「このお店の景気がよくなりますように」で、
 自分の景気もアップ!

 私は買い物をしてお金を支払う際には、「私が買うことでこのお店の景気がよくなりま
すように」と心の中で願うことを習慣にしています。
 するとどうでしょう。自分の景気もどんどんよくなるのです! 相手のために願うと、
結局は自分に返ってきます。逆に、このお店に払うのがいやだという考えでは、自分のお
金がどんどんなくなってしまうのです。無理に値切って安く買おうとすると、お店は損を
してしまいます。相手に損をさせておいて、自分だけが儲かるなんていうことは絶対にあ
りません。
 日常生活を送る上で、食料品を買うスーパーや、洋服やアクセサリーを買うショップな
どはだんだんと決まっていきますよね。野菜や果物を買えばスーパーや農家が儲かり、洋
服を買えばセレクトショップや洋服メーカーが儲かります。あなたのお家の家計も、そう
やって誰かが支払ってくれたお金によって支えられているのです。
 特に食費は生きていくためには必ず必要なわけですから、「また食費がたくさんかかっ
ちゃった」と思いながら暗い気持ちで支払うよりも、「私の支払った三千円でこのスーパ
ーの景気がよくなりますように」と勝手に思うだけで、どんどんあなたの景気がよくなり
ます。
 よく相談者から「私に金運はありますか?」と聞かれることがあります。「金運はね、
あるもないも、ないんですよ」と私は答えます。
 それはなぜかというと、金運など関係なしに、どんなに大金持ちの家に生まれた人で
も、どんどんお金の神様に嫌われるような使い方をし続けていたら、いつかその人のお金
は底をついてしまいます。また、仕事がうまくいかなくなって定期的な収入さえなくなっ
てしまうこともあるでしょう。
 でも、お給料が少なくても、収入があったときには「ありがたいな」と思って大事に使
っていたら、お金の神様に好かれますよね。金運があるかないかよりも、お金の神様に好
かれるか嫌われるかが問題なのです。それならお金の神様に好かれるようなお金の使い方
をしたほうがいいですよね。
「このお店の景気がよくなりますように」と声に出して言わなくても、心の中で願うだけ
でいいのです。お金をよい考えのもとに使うことで、あなたはお金の神様に好かれます。
すると、自然にお金が入ってくるので、お金に困らなくなるのです。

 ブランド品や装飾品は、
 人を楽しませるためのもの

 先日、ある男性が奥さんを連れて相談に来ました。
 きっと借金の相談なのだろうなと思っていると、やはりそうでした。普通のサラリーマ
ンにもかかわらず、一億円もの借金があると言います。サラリーマンが借金を作るにして
も、間違った方向でよっぽどのことがなければ一億円まで膨らむことはまずないでしょ
う。相談者と同じように真剣に悩んでしまうと自分も落ち込んでしまうので、楽しみなが
らできるいい方法で解決策を見つけてあげようと思ったのですが、「手っ取り早く借金を
返せる方法はありますか?」と、その人からはまったく反省しているそぶりがうかがえま
せん。
「手っ取り早くと言う前に、あなたは私の本を読みましたか?」と尋ねると、「妻が持っ
ていた本をパラパラッと読みました」と言うので、あきれてしまいました。この期に及ん
で手っ取り早く借金を返す方法を考えているようでは困りものです。そして、カウンセリ
ング前に読んでおくよう伝えておいた私の本もパラパラッと読んだだけ‥‥‥。
 本に書いてあることを実行するのは自分では無理なので、会えばもっといい方法を教え
てもらえると思って、私のカウンセリングに来たと言います。これまでのことを反省し
て、一生懸命に借金を返す努力をしているのなら、救う方法があるかもしれません。しか
し、どうにか一億円を簡単に稼げる方法を考えているのでは話になりません。このような
態度では、無理だなと思い、カウンセリングをお断りしました。
 結局、その人は一週間後に詐欺で捕まりました。
 奥さんは地味な格好をしているのに、その人はブランドもののアクセサリーをジャラジ
ャラとたくさんつけています。高価なものを身につけているのですが、ちっとも上品には
見えませんでした。そんなお金の使い方は絶対によくありませんね。装飾品は相手を楽し
ませるためのものであり、自分の収入の限度内で楽しんで買い、そして大切にするべきで
す。

 お金持ちほど物を大切にする

 私は普段お金をあまり使いません。カウンセリングのために東京に一週間滞在しても、
使うお金は数千円程度。それは「迷ったら買わない」と決めているからです。
 ある日、スタッフと一緒に買い物に出かけ、ショーウィンドーに飾られている新作の靴
を眺めながら、「とってもキレイな色のカワイイ靴ね」と言いながらも、私は買おうとし
ませんでした。するとスタッフが「先生、買わなくていいんですか?」と促してくれま
す。でも、「靴はあるからいいの」と結局買わずに帰りました。
 持っているものを大事にし、ひと目ボレでも「欲しいな」と思ったときには迷わずに買
います。だから買ったものは必ず着るので、タンスの肥やしにしかならないようなものは
買わないのです。
 ただ、本当に気に入った洋服などは白とピンクの二色を必ず買います。頻繁には買わな
いので、着やすいなと思ったら違う色もそろえておくのです。でも、十色全部というよう
なお金の使い方はしません。たとえ時計を十個持っていたとしても、一日に十個腕につけ
ることはありませんよね。一日に使えるのはせいぜい一個でしょう。指輪はがんばってつ
けても十個が限度ですよね。ですから、必要以上のものは買いません。買っても使わなけ
れば、お金を捨ててしまっているのと同じこと。そんなことをしていたらお金の神様に嫌
われてしまいます。
 だからこそ、スタッフに「これ買おうかな」と言うと、「先生はめったに買うと言わな
いんですから、買ってください」と笑われるのです。それでも悩んだときは私は買いませ
ん。買ったものは使って、生かしてあげることが大切なのです。
 もし、あなたが一生懸命に働こうと思って会社に入ったのに、仕事をまったく与えられ
ず「ただそこに座っていればいいから」と言われたら、悲しいですよね。
 人もお金も同じです。生かされないところには、人もお金も集まらないのです。
 あなたはお金の神様に嫌われるようなお金の使い方をしていませんか?

 「なくなっても入ってくるありがたいお財布」
 と感謝して使おう

 私はお財布を買うと必ず「このお財布はお金がよく入るありがたいお財布だ」と思って
お金を入れます。買ったとき、お財布の中身は空っぽですよね。ですから、どんどんお金
が入ってくるありがたいお財布だと感謝して入れることでお金が入ってくるのです。
 私のお財布の中にはカードとお礼と写真、手前のチャックに小銭が入っているだけで
す。お札は向きを整えて、逆さに入れないようにします。レシートや領収書などでお財布
がパンパンになっている人をよく見かけますが、こまめに整理してお金が窮屈に感じない
ようにしましょう。
 金運アップには黄色や蛇革のお財布がいいとか、赤色の財布は「赤字になる」のでよく
ないとか言われることもありますが、私が使っているお財布は赤色です。色を気にするよ
りも、お金の住みかであるお財布の中身をキレイにしてあげることが大切なのです。
 いろいろなことを気にして「これはよくない。あれはよくない」という思いをやめまし
ょう。
 それよりも、たとえ赤色のお財布を使っていたとしても、「このお財布は、お金がなく
なっても入ってくるありがたいお財布だ」と、お財布に感謝し、愛情を持って使うことが
大切です。

 幸せになるための「よくなる通帳」を作ろう

「何か困ったときのため」にと貯金をしている人がいます。そうすると、本当に困ったこ
とが起きて、その貯金を使わなければいけなくなってしまうのです。
 せっかくがんばって働いたお金を貯金するのなら、「幸せになるため」の貯金をしまし
ょう。お金がたまったら欲しかったカバンを買おうとか、旅行に行こうとか、楽しいこと
を考えてワクワクしながら貯金をすれば、幸せにどんどんたまりますよね。「幸せなこと
にしか使えない」と決めると、貯金をおろすときも「これを買うことは、本当に幸せな
の?」と、自分自身に問いかけるようになり、無駄遣いがなくなるのです。そして使った
ときも「幸せだ」と感謝できるのです。
 幸せになるための貯金をしたい方は、まずはお金をためるための「よくなる通帳」を作
りましょう。
 預け先はどこでもいいので新規の口座を作ります。「よくなるように」という願いをこ
めて最初に四千九百円を入金します。いきなりたくさんの額を貯金する必要はありませ
ん。「幸せになるために貯金しよう」という気持ちで、毎月千円ずつからでも構いませ
ん。「幸せになるため」と思ってためるので、千円でも毎月預けに行こうという気持ちが
わいてきます。それを一年間続けたときに、口座には一万二千円しか入っていないかとい
うと、そうではありません。千円入金しに行くときに、今月は少し余裕があるから三千円
入れようかなという月も出てきます。一万円たまったら嬉しくて、次は十万円ためてみよ
うかな、というようにどんどんたまっていくのです。
 私のスタッフはこの方法で、わずか一年で四十万円貯金ができました。カードは私が預
かっているので、お金をおろすためには私の許可が必要です(笑)。
「よくなる通帳」でためるコツは、既存の通帳でもいいのですが、その口座からは光熱費
やクレジットの支払いなど、絶対にお金を引かれないようにすることです。せっかくたま
っていたのに、毎月引かれてしまうと引き落とされることに慣れてしまって、自分でも
「これはお金を引き落としてもいい通帳だ」と、どこかで思うようになってしまうのです。
 また、貯金を始める日も楽しんで決めてください。そうすると、毎月貯金しに行く日
に、ワクワクした気持ちでためることができます。
 貯金を増やすために我慢や苦労は必要ありません。ためられる千円があることにまずは
感謝し、「よくなる貯金」を始めましょう。

 使った分だけたまっていく貯金術

 貯金をするのにもコツがあります。たとえば自分のお給料が二十万円だとしたら、家賃
や電気、水道代などの光熱費といった、必ず支払いをしなければいけない生活費をまず引
きます。必要となる生活費を引いたら、残りを半分に分けます。
 生活費の合計が十二万円なら、八万円残ります。その八万円を半分に割り、四万円は貯
金に、残りの四万円は使ってもいいお金にまわします。これを崩さずにいくと、お金は必
ず使った額と同額分がたまるのです。
 ただし、この貯金は定期にしないでください
ね。たとえば、急な出費で絶対に支払わなければ
いけない金額が十三万円になる月ができた場合、
お給料の残りは七万円になります。毎月四万円の
定期にしていたら、使えるお金が三万円になって
しまいます。すると使う分が足りなくなって、こ
れまでためてきた貯金を崩してしまうことになる
のです。定期を崩してしまうと、崩した途端にす
べてがどうでもよくなって、貯金すらやめてしま
う人が多いのです。
 貯金ができない人は、まずこの方法からチャレ
ンジしてみてください。使っている分、たまって
いっているのだと思うと、抵抗なく使えますし、
たまっていくと嬉しいので、幸せに貯金も増えて
いきますよ。

 収入は「感謝」、支出は「ありがとう」、
 残高は「幸せ」で、夢がかなう家計簿

「お金をためるには家計簿をつけたほうがいいのでしょうか?」
 こんな質問もよく受けます。私は信頼している税理士さんにお任せしいるので家計簿
はつけていませんが、家計簿をつけたい人におすすめの方法があります。それは、いつで
も感謝の気持ちを目覚めさせてくれる家計簿です。
 一般的な家計簿には、収入、支出、残高といった項目があると思いますが、「収入」の
項目は「感謝」、「支出」は「ありがとう」、「残高」は「幸せ」と書き換えます。シールな
どに書いて上から貼っても構いません。
 こうしておけば家計簿をつけるたびに、収入があったときには入ってくるお金に「感
謝」する心が生まれ、がんばって働いた自分を褒め、結婚している人なら一生懸命働いて
くれる夫にも「感謝しよう」と思えます。
 支出の欄に書き込むときには、「使えるお金があることにありがとう」「おいしいごはん
を食べられることにありがとう」というように、「ありがとう」という気持ちを再確認で
きます。
 やがて、ありがとうと思えないことは書きたくなくなるので、感謝できない衝動買いや
パチンコなどのギャンブルはやらなくなりますよね。これで無駄な出費は減っていきま
す。
 残高は「幸せ」ですから、たとえ五百三十八円でも「五百三十八円あまっていて幸せ」
と思えます。いつか行きたい旅行やマイホームなど、かなえたい夢を思い描きながら、幸
せな気持ちを膨らますことができます。眉間にしわを寄せて数字とにらめっこしていては
お金はたまりません。
 こんなふうにやっていけば、家計簿も楽しくつけられますよね。
 出費が多い人は、一カ月でもいいのでこの家計簿をつけてみると、感謝できないような
無駄遣いに気づくことができ、幸せな残高が増えていきますよ。

 感謝してお金を使ったら、
 同額分の旅行券が当たった!

 お金をためられない人にとって、「お金をためること」は苦痛ですよね。苦しいと思っ
てためるよりは、使えることに感謝したほうがいいと私は思います。
 たとえば、友達とごはんを食べに行くのでも「あー、こんなにお金を使ってしまった」
と思うと、せっかく楽しい時間を過ごしたはずなのに、罪悪感を持つことで悪いお金の使
い方になってしまうのです。そうではなくて、「友達と一緒にごはんを食べられることに
感謝しよう」「このお料理を家で旦那さんや子どもに作ってあげよう」というように、よ
かったことにすれば、またよかったと言えることが起こるのです。
 お金に感謝していると、使ったお金が戻ってくることもあります。
 ある女性が妹さんを連れてカウンセリングに来られました。妹さんは病気で、二年近く
引きこもりの状態でしたが、私の本を読むようになってから外出が少しずつできるように
なったそうです。
 お姉さんは結婚して実家から出ていたので、まず妹さんを九州の実家まで迎えに行き、
一緒に飛行機で東京にカウンセリングに来たのです。二人の往復の飛行機代はお姉さんの
旦那さんがすべて出してくれたそうです。
 お姉さんは「お金もたくさんかかったけれど、交通費を出してくれた夫に感謝しよう」
と思いながら、妹さんを送り届けて家に帰ったのだそうです。そして郵便ポストを見ると
封筒が届いていました。「なんだろう?」と思って開けてみると、一カ月前に応募してい
た懸賞で旅行券が当たっていたのです。しかもその金額はカウンセリングの往復でかかっ
た二人分の飛行機代とまったく同じ金額(!)でした。
「お金がかかってしまった」と暗い気持ちで考えるよりも、「旦那さんに感謝しよう」「妹
と一緒にカウンセリングに行けてよかった」と明るいほうに考えていると、幸せというの
は返ってくるものなのですね。

 宝くじで当たったのは「お金」だけではなかった

 みなさんは、宝くじを購入したことはありますか?
 一等が当たったら「家を建てたい」「旅行に行きたい」など、夢が膨らんでいきますよ
ね。
 その一方で、宝くじに当選した人の人生が狂ってしまったという話を耳にすることもあ
ります。仕事をやめて浪費三昧の生活を送り借金まみれになった、親族からの借金の申し
込みが増えた、なかには事件などに巻き込まれてしまった人もいます。
 当選したときは金運がよかったのかもしれません。しかし、その後なぜ転落してしまう
のかというと、人に自慢したり、欲しくもないものをたくさん買ったりして、お金の神様
に嫌われてしまうからなのです。お金の神様に嫌われるぐらいですから、周りの人からは
もっと嫌われていることでしょう。
 宝くじに当選しても、神様に嫌われないお金の使い方をしていれば人生が狂うようなこ
とはありません。一等が当たってこんな幸せな人生を送っている人もいます。
 知り合いのあるおじいさんは宝くじで一億円が当たりました。当選する前に「当たった
らどうする?」と聞いた際、そのおじいさんはこう答えていました。
「自分の家は古いけれど、おばあさんと暮らすには今の家で十分です。ただ、息子夫婦と
孫が一緒に暮らしながら、自分たちの面倒をみてくれていて、お嫁さんも文句も言わずに
よく働いてくれているのでとても感謝している。もし当たったら、息子たちのために家を
建ててあげたい。自分たちはのんびりと旅行に行けたらいいなあ」
 その後、宝くじに当選したことが分かったときには、あまりに驚いて倒れそうになった
ぐらいびっくりしたそうです。メガネをかけて何度確かめてみても、やっぱり当たってい
ます。
 そこでおじいさんは「おまえだけに話がある」と息子さんだけを呼んで、「宝くじに当
たったんだけど、どうしたらいいと思う?」と相談したのだそうです。息子さんもびっく
りして、「お父ちゃんが当てたんだから、好きに使ったらいいよ。俺たちには仕事もある
し生活には困っていないよ。お父ちゃんたちはがんばって俺たちのことを育ててくれたん
だから、お父ちゃんが使いな」と言ってくれたのだそうです。
「そうか。お前がそう言ってくれるなら、自分たちで使うことにする」と伝えました。次
におばあさんを呼んで、「実は宝くじに当たった」と言ったら、やっぱり驚いて「今まで
一日も休むことなくがんばってくれたのはお父ちゃんだから、お父ちゃんの好きなように
使いな」と言ったそうです。それを聞いておじいさんは、「自分はいい家族に恵まれた」
と感謝したそうです。
 おじいさんはみんなの意見を聞いて使い道を決断しました。
「息子夫婦には同じ敷地に新しい家を建てます。わしはおばあさんと旅行に行く。残りの
お金は孫たちが大きくなったときのためにとっておきます」
 お互いを思いあえる素敵なご家族ですよね。夫婦円満、息子夫婦とも仲がよく、孫たち
と笑顔のたえない幸せな暮らしを今も送っています。
 宝くじに当たったら豪遊したいとか、仕事をやめたいとか、自分の欲だけのためにお金
を使おうとする人には当たらないものです。なぜなら、それはお金を捨てているのと同じ
ことですから。
「宝くじに当たったら仕事をやめる」なんていう人は、そもそもいい仕事をしていないの
です。本当にいい仕事をしていたら、やめたくないはずですよね。いい仕事をしていない
人に当たることはないのです。
 宝くじを買うなら、楽しみながら、お金の神様に嫌われないように、今の仕事も一生懸
命に取り組みましょう。

〈仕事〉

 憧れの会社からヘッドハンティングされた!

 何度もカウンセリングに来ている四十代のエステシャンの女性が、カウンセリングルー
ムに入ってきた瞬間、雰囲気が変わったなと思いました。以前はどこか自信のない感じで
したが、今回は全身ブランド物のスーツで決めて来て、自信に満ち溢れた仕事のできる女
性という印象です。
 話を聞くていると、不況のこの時期になんと某一流サロンからヘッドハンティングされ
たというのです。以前は、二十年近く勤めた会社をやめて、自分でお店を持ちたいと言っ
ていました。
「仕事をしていればどこに行っても一割はいやな人が出てきますよ。でも、いやなほうに
目を向けるのではなく、九割のいい人に感謝していったほうがどんどんよくなっていきま
す。いやな人からお給料をもらっているわけではないのだから、あなたはどうやったら楽
しんで仕事ができるか、笑顔でいられるかを考えていくといいですよ」と伝えました。
 文句ばかり言っている同僚に波長をあわせて、「いやだ」「いやだ」と言っていると自分
を落とすことになってしまいます。文句を言っている人たちは、仕事ができる人、お客様
から人気のある人のことがうらやましくてひがみで言っている場合もあるのです。
 たとえ独立して自分のお店を持ったとしても、いやなお客様が来るかもしれません。い
やなお客様が来るからお店を閉めるというわけにはいかないのです。「『今は、勉強させて
いただいているんだ。いやなことばかりに目を向けず、もっと運のいい人たちを見て、自
分も向上していこう』と上を目指していったほうがあなたらしいですよ」とアドバイスし
ました。
 その女性はとても素直なので、その通り楽しんで仕事をするように心がけていたそうで
す。そのうちに、お店に来たお客様を接客していたところ、「あなたの笑顔と接客態度は
すばらしい」と褒められ、その人にヘッドハンティングされたというのです。
「まさか有名サロンからヘッドハンティングされるとは思いませんでした。これも先生の
おかげです。本当にありがとうございました」
 そう話す彼女の笑顔はとても輝いていました。自分が輝いていれば、どんなところに住
んでいようと、何歳であろうと関係ないので、よい波長の人はあなたを見逃すことはない
のです。

 アイデアが採用されたら百円ゲット!
 楽しくなるからミスも減る

 スタッフの千栄ちゃん、美穂ちゃんの二人がブログで日々のさまざまな出来事を伝えて
くれています。今ではすっかり書くことに慣れた様子ですが、初めてブログを書いたとき
「先生、こんな感じでいいですか?」と持ってきた文章を読んで、「これは読む人のことを
何も考えていないから、もう一回書き直しましょう」と伝えました。真剣に書こうと思っ
て文章が硬くなりすぎていたのです。二人は「ハアー」とため息をついて、書き直そうと
しました。
 でも、ため息をついた時点でいいものは絶対出てこないんです。そこで私は楽しく書く
ためのある方法を考えました。
「二人とも部屋に戻って、百円玉を一枚持ってきて」
 二人は部屋からお財布を持ってきて、机の上に百円玉を一枚ずつ出しました。私も同じ
ように百円玉を出します。
「今から二十分間ブログの内容を考えて、採用された人にこの三百円をあげるね」と言い
ました。
 それから二十分後、ひとりずつ書いたものを読み上げ、最後に私も読みました。すると
「先生の文章が一番いいです」と、二人は自分たちの百円を私に差し出しました。もちろ
ん、私は大喜びです。
 そして次の日も同じように百円を出して、「また先生にとられちゃうのかな‥‥‥」と笑
いながら、みんなで書いたのです。結果は、千恵ちゃんの文章が半分、美穂ちゃんの文章
が半分採用されたので、私が二人に支払いました。そして三回目には、もうお金をかけな
くても楽しい文章が書けるようになっていたのです。
「この原稿を書くのいやだな」とか、「時間がない!」と慌てて書くよりも、「先生よりい
い文章を書いて百円を絶対もらおう!」と思って楽しみながら書くので、いいエネルギー
で楽しい文章になるのです。そして、間違いもありません。
 金額も百円ぐらいがちょうどよくて、これが千円になったり、一万円になったりする
と、いやになってしまうのです。百円という金額が、「百円だけどとられたくない」「百円
だけど欲しい」という気持ちになって、とても燃えるんですよね(笑)。
 たとえば、会社や家庭でも、「疲れた」「めんどくさい」など、地獄言葉を言ったら百円
払うというようなルールを決めると、百円だけどとられたくないと思って地獄言葉を言わ
なくなります。すると自然に天国言葉を話して、みんな楽しく過ごすことができ、会社は
繁盛し家庭は円満になるのです。

 身近な人を幸せにすると、すべてがうまくいく

 ある経営者の男性が訪ねてきました。
「仕事がどうしてもうまくいかないんです。収入が減ってきて、貯金を切り崩してなんと
かやっている。一生懸命やっているのに、なぜうまくいかないんでしょうか?」
「一番身近な奥さんや子どもを大事にしていますか?」。私がこう尋ねると、「土地も家も
あるし、独身時代に蓄えた貯金を切り崩しながらも、生活には何も不自由させていない」
という答えが返ってきました。
 でも、その人をカウンセリングすると、奥さんにいつも怒鳴っている姿が見えてきまし
た。それが結局、自分に跳ね返ってきているのです。取引先の人に怒鳴られたり、営業に
行くと「しつこい!」「もっと安くしてくれ」と言われたり、いやな思いをして家に帰っ
てくる。そのストレスをまた奥さんや子どもにぶつけているようです。
「いい加減、家で怒鳴るのをやめなさい。人にいやな思いをさせて、自分にだけいいこと
は絶対返ってこないんですよ」とアドバイスすると、「分かりました」と言って帰ってい
きました。
 次のカウンセリングには奥さんと一緒に来たのですが、「先生、主人が怒鳴らなくなっ
たんです」と奥さんは喜んでいました。「よかったですね」と言うと、「本当に驚きまし
た。少しのことで大声を出したり、怒鳴ったりするのだけはなおらないと思っていたんで
す。今日はそのお礼を言いに来ました」と奥さん。
「それなら仕事もうまくいくようになったでしょう?」と尋ねると、「仕事先で無理な値
下げ交渉をされたり、文句をつけられたりすることがなくなりました」と旦那さんも喜ん
でいました。
 人にいやなことをすれば、いやなことが自分に返ってきます。反対に、いいことをすれ
ば、いいことが返ってくるのです。世の中というのは、釣り合いがとれているのです。そ
れならば、いい釣り合いをとっていったほうがいいですよね。

 「明らかに眺める」と解決策が見えてくる

 ある人が、夫が家を出ていってしまったと相談に来ました。仕事がうまくいっておら
ず、それまでもずっと悩んでいたので「死んでしまったらどうしよう」と慌てています。
「大丈夫ですよ」と私は答えました。黙って出ていってしまったのなら心配です。でも、
「家を出る」と告げて出たのなら、絶対家の近くにいるはずです。
「心配したらダメですよ。まずは落ち着きましょう。どういうことがあったのか話してみ
てください」と私は言いました。
 その人は自分で商売をやっているのですが、一店舗はうまくいっているものの、もう一
店舗は赤字なのだそうです。結局、一店舗でまわしている状態で、これ以上赤字になると
借金で家まで失ってしまうと心配しています。
「あきらめなさい」と私はその人に伝えました。
「えっ?」と相談者の女性は困惑した表情を浮かべています。
「明らかに眺めてみなさい。今のあなたは仕事がうまくいかないこと、お家までとられて
しまうこと、ダメなことばかり心配していますよね。一店舗はうまくいっているのに、ダ
メなことばかり考えていると一店舗目までダメになってしまいます。それよりも明るき心
で考えて、お家を手放したってやっていけるんだとか、一店舗目のお店があってよかった
とか、いいことに目を向けましょう。そうすれば旦那さんが一生懸命に働いてくれている
ことに感謝できますよね」とアドバイスしました。
 その女性は寝られないぐらい心配で、悪いことばかり考えていたそうです。「明るき心
で眺めなさい」と言われたときに、ハッと思って考えてみたら、いいこともいっぱいある
ことに気づいたようです。
 働いてくれている従業員がとても明るく接客態度もいい、だから余計になんとかしてあ
げたいと思っているのです。従業員もよくて、来てくださるお客様もゼロではない。それ
だけよきことがそろっているのに、奥さんがダメなことばかり考えていたら、旦那さんは
悲しくなってしまいますよね。
「あなたが今までがんばってきたんだから、大丈夫」と、とりあえずメールだけでも打つ
ことをすすめました。そしてその翌日、旦那さんは家に帰ってきたそうです。そして、そ
の言葉が励みになり、赤字の店舗は閉めて、残りの一店舗で今まで以上の売り上げを上げ
ています。
「明らかに眺める」ということは、斎藤一人さんが教えてくださった言葉です。
「あきらめる」というのは、やめるという意味ではなく、「明らかに眺める」ということ
です。明るき心で眺めてみると、こういうふうに間違っていたなとか、こんなやり方もあ
るなというように、客観的に見ることができるのです。苦しい、悲しい、つらい、どうし
ようと思っているときは、そういう見方はできません。明るき心で眺めると「解決策はあ
るかもしれない」、というふうに前向きに思えるのです。
 行き詰ってしまったときは、「明らかに眺める」と、必ずよい解決策が見つかります
よ。

 リストラ、派遣切りにあったときこそ
「感謝」しよう!

 リストラ、派遣切り、内定取り消しなど、暗い話題が後を絶ちません。あるときニュー
スを見ていると、派遣で雇用を突然切られてしまい、寮からも立ち退かなければいけない
という男性が、画面に向かって会社に対する不満を訴えていました。
 仕事も住む場所も突然失ってしまったのですから、文句を言いたくなってしまったので
しょう。でも、このニュースを会社の人が見ていたら、景気が回復してもこんなふうに地
獄言葉を吐く人を二度と雇いたいとは思いませんよね。
 テレビの取材を受けたとき、もしこのように答えていたとしたらどうでしょう?
「私は十年間この会社に勤めたけれど、十年前に雇ってもらえていなかったらそのときに
ホームレスになっていたかもしれません。住むところまで提供してもらい、働かせてもら
ったことに感謝しています」
 会社の人が見ていたら、こんなにつらいことがあったのに天国言葉を言っている、「や
っぱりこの人をやめさせないでおこう」と思うかもしれません。他の会社の社長が見てい
たら「この人を雇いたい」と思うことでしょう。
 神様は実はこの派遣切りにあった人にプレゼントをしていたのです。ニュースに流れる
ということは、全国に自分をアピールしているのと同じことです。天国言葉を使ってよき
ことを発信していれば、その人にはよきことが雪崩のごとく起こっていたことでしょう。
 一生懸命に働いていたのに、突然解雇されてしまったので怒りに翻弄されてしまったの
でしょうが、悪いことがあったからといって、地獄言葉を吐き出していたのでは状況は何
ひとつよくなりません。むしろ、悪いことがさらに起こってしまうのです。
 誰にでもうまくいかないことはたくさんありますが、悪いことに目を向けないで、「そ
れでもうまくいくんだ」と、いいほうに気持ちを切り替えていけば人生は必ずうまくいく
のです。

 会社倒産で突然の解雇‥‥‥。
 「今まで働けたことにありがとう」で、一躍昇進

 天国言葉でこんな奇跡を起こした人もいます。
 ある女性が旦那さんのお給料だけでは生活がギリギリで、この先どうしたらいいか困っ
ていると相談に来ました。本人もパートでは働いているのですが、三人の子どもがまだ小さ
いので長時間働くことができません。
 生活費がギリギリなんですが、その旦那さんはカウンセリングに行くことは許してくれ
ているそうです。パートの仕事を休む上、交通費だって何万円もかかります。「お前がカ
ウンセリングに行って癒されるならいいよ」と言ってくれるのだそうです。
「そんなにいい旦那さんいないですよ。『そんなことにお金を使って!』と怒る人が多い
んですから」と私は言いました。
「それは本当にありがたいと思っています。でも、この先どうしたらいいのでしょう
か?」と、心配なことにしか気持ちが向かいません。
「旦那さんって偉いんですよ。何十万円も稼いでいるのに、少ないお小遣いでがんばって
いるんですから。愛情がないとか、家の中のことを何もやってくれないとか文句を言うけ
ど、愛情がなかったら家族のために働けませんよ。旦那さんに感謝しましょう」と伝え
ました。
「そうですよね。今まで感謝の言葉をひとつもかけたことはありませんでした」とその女
性はつぶやきました。
「いいときだけではなく、大変なときほど旦那さんに『ありがとう』と言ってあげてね」
と言うと、「分かりました」とその女性は帰っていきました。
 その日の夜、旦那さんが「今日はカウンセリングどうだった?」と聞いてきたので、
「すごくよかったよ。今までありがとう」と伝えたのだそうです。すると旦那さんは、「実
は会社が倒産の危機でリストラにあってしまうかもしれない」と言います。奥さんはび
っくりして心の中では「これ以上大変になったらどうするの」と思ったそうです。でも、
ぐっと堪えて「今までがんばって働いてくれたお父さんに悪いことは起きないよ」とやさ
しい言葉をかけたそうです。これは後で聞いたことですが、「普段なら動揺していたかも
しれないけれど、そのとき絶対、理絵先生が私にのりうつっていたんだと思います」と奥
さんは笑っていました。
 その一週間後、会社はやはり倒産することになり、いったん全員が解雇されることにな
ったそうです。ひとりずつ会議室に呼ばれ、最初のほうに呼ばれた人たちは、文句を言い
ながらがっくりと肩を落として戻ってきたそうです。その旦那さんは何十年も勤めている
ので最後のほうに呼ばれ、会議室の中に入ると偉い立場の人たちが何人か座っていまし
た。
「退職金はほんの少ししか出ないけれど、それでどうにかしてください。何か言いたいこ
とはありますか?」と言われたそうです。旦那さんはそのときこう言ったそうです。
「この会社に感謝しています。この前、妻に初めて『お父さん、いっぱい働いてくれてあ
りがとう』と言われました。当たり前のことだけど、子どもたちもみんなそう思っている
よ、と言ってもらえたんです。この会社で夜遅くまで働いたのも、あなたの会社の社長よ
りも私が一番よく知っているからと言ってくれたんです。ここに勤めていなかったら、そ
ういう会話を妻ともできませんでした。だからこの会社で働けて本当によかったと思いま
す。ありがとう御座います」
 全員が解雇され、それから一ヵ月後、自宅に電話がかかってきたそうです。「倒産した
会社が買収されたので、新しい会社に来てください」という誘いでした。しかし、人を育
てるマネージャーの立場にという辞令です。
 元同僚たちとまた一緒に働けるんだと思い、旦那さんは喜んで会社に行ったそうです。
でも、前の会社から来た人は自分ひとりでした。実は最後の面接にいた三人のうちのひと
りが、新しい会社の人事部の人だったのだそうです。
「あなただけですよ。会社に『ありがとう』と感謝の言葉を言ったのは。あなたみたいな
人と仕事がしたいので、これからは人を育てる側にまわってほしい」と辞令が出て、お給
料はなんと以前の倍の額を提示されたそうです。
 帰宅後、旦那さんからそのことを聞くと奥さんは喜んで、「実は、あの言葉は理絵先生
が教えてくれた言葉なの」と正直に伝えたそうです。すると「先生を選んだのもお前だか
ら、ありがとう」と言ってくれたそうです。
 もし、奥さんが最初に「働いてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えなけば、解
雇されたときに、できた旦那さんでも、ただ「分かりました」と言って帰ってきてしまっ
たかもしれません。そうしたら、新しい会社にスカウトされることもなく、新たな会社を
探さなければいけませんし、お給料が倍になることはなかったでしょう。
 私のところにお礼にきた奥さんはとてもニコニコして、「幸せです」と何度も言ってい
ました。やめなければいけないことは決まっていたのですから、それなら今までのことに
感謝をし、次のことを明るく考えたほうがいいですよね。幸せが訪れるかどうかは、自分
の考え方次第なのです。

 「不況だから売れない」ではなく、
 売れる工夫をしょう

 住宅販売やメンテナンスの会社を経営している社長が、「今の時代、不況だから家が売
れない」と嘆いていました。
「社長であるあなたがそういうふうに言っていたら、売れないですよね。こういう状況に
なったのは、今までのほほんと売れればいいやとやってきていたのを、『工夫をしなさ
い』と神様が教えてくれているんですよ」
 たとえば、これまで家を買ってくれた人にハガキで時候の挨拶を出していたのなら、封
書にしてメンテナンスの案内と「私たちスタッフが待っています。分からないことがあっ
たら、いつでも声をかけてくださいね」と書いて、スタッフの笑顔の写真をカラーコピー
したものを一枚入れておけば、メンテナンスをまたこの会社でしようとか、家を買いたい
人がいたら紹介しようと思いますよね。一枚五十円のハガキを封書に替えても八十円、わ
ずか三十円費用が多くかかるだけです。
 それから社長は工夫を始めました。営業に行った先では売れなかったけれど、その人が
紹介してくれた人が家を買ってくれるなど、どんどんいい人たちに出会い、業績もよくな
っているのだそうです。
 これまではがむしゃらに努力すれば成功できましたが、これからは魅力型の時代です。
魅力ある人が伸び、工夫しながらまじめにやってきた人がどんどんよくなっていきます。
いい加減にやっている人はどんどん衰退し、その差がさらに開いていくことでしょう。
「どうせこのご時世がんばってもしょうがない」「いつリストラされるか心配」など、自
分がうまくいかない理由を探したり、不安を募らせたりするのではなく、よくなるための
工夫が必要なのです。
 暗い気持ちで働いていては、不況が長引くばかりです。不況の今こそ、幸せになるため
の工夫を始めましょう。

 おいしいお料理を作って待っていると
 夫が勝手に出世する

 人のことを願ってもかなわないということは、これまでもお話ししました。夫の出世は
会社が決めることなので、あなたが「夫を出世させたい」と思ってもかなえることはでき
ません。
 夫を出世させる妻のことを「あげまん」なんて言ったりする人がいますが、妻があげま
んなのではなく、夫が家ではいやな思いをしないようにくつろげる環境を作ったり、やさ
しく接したりというように、夫ががんばれるようにサポートするための努力をしているの
です。
 ある相談者の女性がこんな悩みを抱えていました。
 彼女はプロを目指しているスポーツ選手と付き合っているそうなのですが、「雨が降っ
ているから今日は練習に行かない」「コーチが気にくわない」と、恋人は何かと理由をつ
けては練習をサボって家でゴロゴロしているというのです。
「プロを目指している彼に私が何かしてあげられることはありますか?」という問いかけ
に、私はこう答えました。
「今日ここには雨が降っているかもしれないけれど、北海道や大阪には雨が振っていない
かもしれないですよね。プロになるためには全国の人としのぎを削って闘うのですから、
一日一日が勝負です。『雨が降っているから』『コーチが嫌だから』と何かのせいにしない
で、とあなたが彼のお尻を叩いてあげることで彼も奮起しますよ。やさしい言葉で癒して
あげることも大切ですが、ときには彼の甘えに厳しくすることも彼のためです。がんばっ
て練習してきた彼のために、おいしいごはんを作ってあげたら、もっと彼はがんばれます
よ」
「分かりました」と言って、その女性は帰っていきました。その後、彼女は私のアドバイ
スを実行し、彼は見事プロ選手となって、今では「プロになれたのはお前のおかげだ」と
言って、いつも感謝してくれているそうです。
 よく「今日は一緒にいたいから会社を休んで」と恋人に言う人がいますよね。でも、そ
れで本当に仕事を休んでしまうような人が夫になったらどうでしょうか? 仕事を簡単に
休むような人は、仕事を一生懸命にやっているとは思えません。
 それよりも、「おいしい料理を作って待っているからがんばって」「お掃除をしてお家を
キレイにして待っているわ」と言って送り出してあげることのほうが大事です。
 そういう女性のためなら、男性はがんばろうと思って、勝手に出世していくのです。

 一カ月千円からスタート。
 親への感謝貯金で商売繁盛

「将来は独立して自分のお店を持ちたい」「今の仕事で独立したい」と夢見てがんばって
いる人も多いことでしょう。
 ただ、独立するということはそれほど甘くはないというのも事実です。
「独立したい」という思いはいったいどこから来ているのでしょうか?
 たとえば、「今の会社ではお給料が少ないから独立したい」という人がいますが、会社
に守られている部分もたくさんあることをご存じですか? あなたが会社で使っている机
や椅子、電気、水道、コピー用紙、トイレットペーパー、定期代など、多くの経費がかか
っています。雇ってもらっていることに、まずは感謝すべきですよね。
 そのことに感謝した上で、「自分でもいつかお店を持ちたい」とがんばっていたら、独
立してもうまくいきます。ところが「社長は何もしていないのに高いお給料をもらえる」
「自分はもっとできるはずだ」という考えでは困りものです。仕事のできる、できないは
周りの人が評価することなのですから。
 今、目の前にあることを大事にしながら働いていたら、自然と独立するころには開業資
金もしっかりたまってすんなり独立できます。でも、ただ闇雲に「独立したい」と言って
いる人、「今の会社がいやだから独立したい」という人が、開業するための貯金をしてい
るかというと、していないのです。
 今は一円からでも会社を作れる時代ですが、本当に自分で会社を作ろうと考えているな
ら、お金をためているはずです。
 会社を経営するということは、本当に甘いことではありません。独立できても、成功し
続ける人というのは、ほんのひとにぎりなのです。
「成功できるか不安なんです」と言っているような人は、まず無理でしょう。成功するた
めには、「自分は独立して成功するんだ」という強い覚悟が何よりも必要です。
「自分のことすら信じられない」という人に、ついていきたいという人もいなければ、そ
の人から商品を買いたいと思う人もいないでしょう。
 成功する人というのは、決して成功しようと思ってやっているわけではないのです。
「たとえ自分ひとりでもやっていくんだ」と、自分を信じて楽しんで働いている人が勝手
に成功していくものなのです。
 また、「自分は人に喜ばれることをしている」と言いながら、独立してお金に困って親
に迷惑をかけている人がいます。これは間違っていますよね。まず親に喜ばれることを一
番にすべきです。
 私は自分で商売を始めるとき、親に感謝の気持ちを込めてお年玉をあげるために貯金を
始めました。最初の年は毎月三千円ずつの一年定期です。ひと月ではわずか三千円でも、
一年経てば三万六千円です。それを半分に割って、父と母にお年玉として新年に渡しまし
た。
 次の年は五千円の一年定期にしました。その次の年は毎月六千円、その次の年は七千円
というように、年々月に預けるお金を増やし続けていますから、今ではかなりの金額にな
っています。
 毎年定期預金の額を上げていけるほどに収入も比例して増え、商売が成り立つようにな
っていったのです。親にどれだけのお金をかけて育ててもらったかを考えれば、それぐら
いたやすいものですよね。親への感謝の気持ちが、仕事をうまくいかせてくれているので
す。

 今の仕事が天から与えられた「天職」

「天職に出合いたい」
 そう考えるなら、今、目も前にある仕事をきちんとやるべきです。たとえば、作家にな
りたいとしたら、今ついている仕事をやりながら少しずつ小説を書きためたり、作家にな
るための教室に通ったり、そういうことを積み重ねていくのならわかります。でも、本当
は作家になりたいからと今の仕事は適当にしかやっていなければ、次の仕事があるかとい
うとそれはないのです。
「天職」とは天が与えてくださった職、つまり神様が今あなたに与えてくれている仕事が
あなたの天職なのです。ですから、今の仕事を一生懸命にすれば、次に与えられる天職は
これですと、一歩ずつステージを上がっていけるのです。
 たとえば、赤ちゃんにとっては泣くこと、笑うこと、ミルクを飲むことが仕事ですか
ら、一生懸命にやっていますよね。小学生は勉強すること、運動することが天職です。
 そうやって、ひとつずつ今あることを大事にしていくことで、天職と出合えるのです。
「自分は、こんな仕事につくはずじゃなかった」「こんな会社に入りたくなかった」、こん
なことを言う人に、「何がいやなのですか?」と尋ねると、「周りの人がいじわるをする」
「仕事がつまらない」と周りに対する文句ばかり返ってきます。でも、その会社はその人
にとってビッタリあっていて、引き寄せあっていたのです。釣り合いがとれていたからこ
そ、その会社で、そういうことをしてはいけないということを学ぶために、働いているの
です。
 それにもかかわらず、会社の文句をブツブツと言っていたら、その会社のいやな人たち
と同じですよね。文句を言わずに楽しみながら働いていると、転職をしても次の職場は楽
しいところになるのです。
 私のスタッフはそうやって楽しみながらさまざまな仕事を経験し、私のところへと辿り
着いています。もしカウンセリングに来たときに、「今の会社、いやなんです」と文句を
言って、いつまで経っても変わらないようなら「私のところで一緒に働きませんか?」と
誘わなかったことでしょう。
 誰もが天職についているのです。
 専業主婦も立派な天職です。旦那さんはたまにはお花やケーキを買って帰り、「いつも
おいしいごはんをありがとう」と感謝の言葉を言ってあげてください。そうすれば明日は
一品多くしてあげようとか、お給料日には新しい靴下を買っておいてあげようとか、もっ
といい妻になることでしょう。
「この妻のためにがんばろう」と思って、旦那さんはますます出世していきます。
 みなさんも、今、目の前にある天職を大事にしてくださいね。そうすればもっともっと
いいことが雪崩のごとく起こりますから。

 転職は悪いこと?
 自分にあう仕事をとことん探そう

 転職を繰り返すのは、悪いことでしょうか?
「人間関係がいやだから」というように、いつも同じ理由でいやなことから逃げるために
転職を繰り返しているなら、問題の原因はあなたにあるのかもしれません。けれど、「新
たなことに挑戦したい」と思うのなら、「自分にあう仕事が見つかるまで、探したほうが
いいですよ」と私はアドバイスします。
 前著の中で、面接の際に転職を繰り返してきた人に、「いろんなところでがんばってき
たんですね」と伝えた話を書きました。その話を読んだある男性が、「その人と同じよう
に、『お前はいろんな人の気持ちが分かるように、転職を繰り返してきたんだな』と言っ
てもらったことがある」と言います。自分がその言葉を言われて嬉しいとだけ思っていた
けれど、「自分もそう言ってあげられる人にならなければいけない」と思ったのだそうで
す。
 転職は決して悪いことではありません。自分にあう仕事に出合うまで、とことん探して
みましょう。いやなことから逃げるのではなく、前向きに考える転職なら、いつか自分に
あう仕事に出合えることでしょう。

 小さな幸せに気づくと、
 大きなチャンスに強くなる

 大きなチャンスに巡り合いやすい人というのは、どんな人だと思いますか?
 それは、素直で、小さな幸せに気づける人です。幸せの価値基準を小さく持っておく
と、それよりも大きな幸せが来たら絶対にそのチャンスに気づきますよね。でも、幸せの
価値基準が大きいと、それより小さなチャンスは、チャンスとして受け取れなくなってし
まうのです。
 たとえば、「百万円ないと幸せではない」と思っていたら、一万円の仕事が来てもその
お金に感謝できず、「もっと大きな仕事が来るはずだ」と、その一万円の仕事すら受け取
れなくなる場合があります。
 私は講演会を一ヵ月に一回行っていますが、本を一冊出すためには半年近くの時間がか
かります。だからといって、講演会だけがチャンスだと思い、こつこつと本を書くことや
一人ひとりの悩みを解決するためのカウンセリングの仕事はチャンスではないと思ってい
たらどうでしょう。本を読んで感動したという方が講演会に来てくださることもないし、
感動する話を書くこともできません。
 たとえ時間はかかっても、カウンセリングでいろんな人を数えることが嬉しい、自分の
考えていることが本にまとめられるなんて嬉しい、というように小さな幸せに気づいてひ
とつずつ積み重ねているからこそ、大きな講演につながっていくのです。
 カウンセリングを日々行っているから本の話をいただけるのであり、本を書いているか
ら講演を聴きたいとたくさんの人が来てくださいます。
 同じように小さなことでも、「これはチャンスだ」ということに気づくことが大切で
す。人が聞いてくれるなんて嬉しいな、と思いながらやっているようなことが積み重なっ
てどんどんいい方向にいき、大きなチャンスをつかめるのです。

第3章 「感動の心」で幸せなお金持ちになる習慣

終わり スピリチュアル・カウンセラー 高津理絵

 

 

 

 

 

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